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ライフイベントにあわせた
女性の働き方 The woman’s Work & Life Events

女性ならではのライフイベントと向き合って自分らしく働こう

就学、就職、転職、結婚、出産、介護――。女性には多くのライフイベントが待ち受けています。
女性ならではのライフイベントに直面したとき、自分らしい働き方を選択すれば、仕事と生活をうまく両立させることができます。
ここでは、20~40代頃のライフイベントを例に、女性の働き方の変化をご紹介します。

ライフイベントによって変化する女性の働き方The Woman’s Work & Life Events

  • 独身
  • 結婚・妊娠・出産
  • 育児~
独身
仕事を覚え、キャリアアップを考えるタイミング

社会人としてのキャリアをスタートさせ、仕事の楽しさを覚える20代の独身時期。仕事に慣れてくると、さらなるキャリアアップを求めて、転職を考える女性が増える傾向があります。

新たなフィールドで活躍したい人や、より専門性を高めたい人は、資格取得などのスキルアップを目指してみるといいでしょう。

キャリア以外では、将来の結婚や出産について考える時期でもあります。現在の仕事との両立について不安を感じている場合は、未来のライフイベントに備え、柔軟な働き方ができる職種や雇用形態について情報収集をはじめましょう。

結婚・妊娠・出産
生活が一変し、仕事との両立に悩むタイミング

主に20代~30代にかけては、結婚、妊娠、出産など、女性ならではのライフイベントが目白押しのタイミングです。同時に仕事で責任あるポジションを任されることが増える時期でもあります。

仕事と家庭の両立を選択した女性たちは、勤務地や就業時間が制限されることにより、独身の頃と同じように働くことが難しくなります。あれこれ思い悩んでしまうよりは、働き方について会社や家族に相談してみるといいでしょう。

子育て支援制度が整った会社へ転職する人や、家庭の事情に対応しやすい就業条件の仕事を選ぶ人も増えています。

育児~
育児が一段落し、仕事復帰を検討するタイミング

出産直後から奮闘してきた子育ても、子どもが就学すると一段落したと考える人が多くなります。

この時期、女性の働き方は多様性を増します。自分の都合をある程度優先できるパートタイムを選ぶ人もいれば、安定して働くことができる正社員、あるいは契約社員として本格的な復職を選択する人もいます。

本腰を入れて仕事をしたい場合は、出産前のキャリアを活かした仕事に就いたり、未経験からキャリア形成にチャレンジしたり、前向きに仕事復帰と向き合ってみてください。ブランクを恐れず、自分がもっとも輝ける仕事を探しましょう。

データで見る 女性のライフスタイルとワークスタイル

一般的に、女性は男性と比べて、結婚、出産、子育てなどにより、生活に変化が生じやすいと言えます。
社会人として、母として、妻として――、仕事や家庭において、さまざまな役割を担う女性たちの意識や、働き方の現状についてご紹介します。

女性の労働力人口の変化The Woman’s Work & Life Events

日本では、女性は結婚や出産によって退職し、育児が一段落ついた後に再び働くというスタイルが一般的でした。女性の労働力人口は30代に減少し、20代と40代後半にピークを迎えるM字カーブを描きます。

このM字カーブは、妊娠や出産を迎えた女性が仕事を続けることの難しさを表した日本独特のものであり、実は他の先進国にはほとんどみられない特徴です。

近年、このM字カーブのくぼみは徐々に緩やかに、そして右(高年齢)に移動しており、全体的な労働力人口の割合が増加していることや、晩婚化・晩産化が進んでいることがわかります。

※25~29歳女性の独身者の割合は58.4%で、25年前の37.6%から大きく上昇しています。(「就業構造基本調査」2002)。また、晩婚化に伴い初産年齢も上昇し、2011年以降は平均初産年齢が30歳を超えています(「人口動態統計月報年計」2013)。

  • (備考)
    1.総務省「労働力調査(基本集計)」より作成。
    2.「労働力率」は、15歳以上人口に占める労働力人口(就業者+完全失業者)の割合。
  • 出典:内閣府男女共同参画局 「男女共同参画白書 平成25年版 第2節 女性の労働力率 の形状の背景」より

結婚や出産をきっかけに離職する女性たちThe Woman’s Work & Life Events

産前産後休業・育児休業取得を経て働き続ける人がいる一方、結婚や出産を機に退職をして別の働き方を探す、あるいは専業主婦の道を選ぶ人もいます。

結婚後に27.7%、第1子出産で更に36.0%が離職しており、結婚と出産を契機に6割強の女性が仕事から離れていることがわかります(男女共同参画白書 平成25年版「ライフイベントによる女性の就業形態の変化(平成23年)」)。

この傾向は、過去20年間、ほとんど変化していません。

家庭と仕事の両立が難しい理由として、「勤務時間があわない」「職場に両立支援の体制がない」「育児休業がとれない」といった職場環境が大きく影響しています。

  • 資料:三菱UFJリサーチ&コンサルティング「両立支援に係る諸問題に関する総合的調査研究」
    (厚生労働省委託)(2008年)
  • 出典:内閣府平成18年版国民生活白書第2節女性の継続就労を妨げる壁

出産・育児を経た女性の働き方The Woman’s Work & Life Events

子育てが一段落した後、多くの女性が再び働きたいと希望しています。先のM字カーブを描くグラフでも、40代に再び労働力人口が上昇していることから、再就職して働く女性が増えていることがわかります。

ただし、20代と40代の働き方には異なる点があります。それは、20代の多くが正社員で、再就職した世代の多くはパート・アルバイトなどの非正規社員であること、つまり雇用形態が違うということです。

背景には、一度職を離れ、ブランク期間が長くなることで正社員として採用されにくくなる就職市場の問題と、「家庭を優先した時間の使い方をしたい」という個人の希望の問題の両方が考えられます。

いま日本は、国をあげて女性の活躍を推進しています。女性活躍推進法の基本原則では、女性の職業生活と家庭生活の両立に関し、本人の意思が尊重されるべきであるとされていて、企業は女性が幅広い働き方ができるよう、 “働き方改革”に力を入れてます。

今後ますます女性の働き方の選択肢が増えていき、女性の活躍の場が広がることでしょう。

  • (参考)
    1.厚生労働省「第10回21世紀成年者縦断調査」(平成23年)より作成。
    2.結婚前に仕事ありの女性を100としている。
    3.調査では、結婚と出産について別個に問いを設けているが、ここでは、
    全体の傾向を見るために1つのグラフにまとめている。
    4.結婚前後の就業形態の変化は、第1回調査時(平成14年)から平成23年までの
    9年間に結婚した結婚前に仕事ありの女性を対象としている。
    5.結婚前後の就業形態の変化は、第1回調査時(平成14年)から平成23年までの
    9年間に子どもが生まれた出産前に妻に仕事ありの夫婦を対象としている。
  • 出典:総務省「労働力調査特別調査」「労働力調査」より国土交通省作成

トランスコスモスは働く女性を応援します!The Woman’s Work & Life Events

女性の育児を支える雇用環境、地域のサポート、保育環境は地域によっても異なります。
全国に支社や拠点を持つトランスコスモスは全社で働く女性を応援しています。

  • 厚生労働省認定えるぼし獲得

    女性活躍推進法に基づく優良企業として、2016年度、厚生労働大臣認定(えるぼし認定)最高位の3段階目を取得しています。

  • くるみんマークについて

    厚生労働省より次世代育成支援対策推進法に基づく「子育てサポート企業」として認定され、その証しとなる「くるみん」マークを取得しています。

  • トランスコスモスの育休取得率、復職率

    女性社員の育休取得率は100%!復職率もほぼ100%です!
    育休業後の復職も、短時間勤務制度などを活用し、育児と仕事を両立して活躍している方が大勢います。

キャリアコンサルタントから

プライベートも仕事も自分の人生の一部。ライフイベントの変化が訪れたときに、ひとりの女性として自分の人生を長い目で見て、「どうしたら自分らしく生きられるか」を考えていただきたいと思います。
国や企業の支援や制度を上手に利用しながら、自分らしい働き方、納得できる働き方を選択してくださいね。

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